2014年5月25日日曜日

沖縄大学学生自治会再建にむけた経緯と目指すもの(案)

先日アップしましたが、あらためて文章として「沖縄大学学生自治会再建にむけた経緯と目指すもの(案)」を掲載します。



2014年5月22日
沖縄大学学生自治会再建にむけた経緯と目指すもの(案)

【1】学生自治会再建に至る経緯
(1)
 高額の学費、迫られる奨学金の返済、アルバイトや就活に追われる毎日。4人に1人の学生が卒業までに大学を去っていく現実。「このクラスの6割が非正規職になる。だから頑張れ」(キャリアデザインの講義)「(最低賃金以下で雇われても)解雇されるかもしれないから、声を上げないほうがいい」(労働法の講義)―現状を追認し、私たち学生の可能性と未来を奪う授業。オスプレイを礼賛し、基地の固定化を狙う在沖米総領事・マグルビーを大学に招き入れての講演会。
 これらの現実を目の当たりにする中で、私たちは「この大学を変えなくてはならない」という思いを強烈に感じるようになりました。

(2)
 2011年に起こった福島第一原発事故は、国策に追随する大学の姿と「御用学者」の存在を世に知らしめました。この現実は、学生自治会をはじめ、大学と闘う組織と団結が解体されつくした末に行き着いたものでした。
 しかし全国の学生はこの現状には黙っていませんでした。この現状に対して11年6月には京都大で、12年7月には広島大で学生自治会が再建されました。東北大学では10年以上前に大学によって学生自治会が非公認化されながらも、学生自治と団結守り抜いてきました。また法政大学や福島大学などで学生自治会を再建する動きがはじまっています。
 全国の学生の闘いを目の当たりにする中で、私たちは学生自治会の重要性と必要性を痛感するようになりました。

(3)
 2014年は、沖縄と日本・アジア・世界の進路が大きく問われる年になろうとしています。
 現在安倍政権は、集団的自衛権行使容認や国民投票法の改定など「戦争のできる国」をつくりあげようとしています。そしてその大きな柱に「大学改革」を位置づけています。
 また4月に行われた日米首脳会談、11月に予定されている沖縄県知事選を通して、安倍政権はアメリカと一体となって辺野古新基地建設を推し進めようとしています。
 そして沖縄大学は昨年12月、学生に一切告知することなく学則を変更し、「ビラまきの全面禁止」を決定しました。
 さらに今年に入って、学則に記載されていない理由をもつかって、施設使用を不許可にする事態が発生しています。
 大学の現状に対する強い憤り、さらには2014年が歴史的な年になろうとしていことを見据え、私たちは、沖縄大学のみならず、大学と学生、沖縄と日本の未来をかけて、ここに学生自治会を再建することを決意しました。


【2】沖縄大学学生自治会の目指すもの
一、辺野古新基地建設反対の声をあげよう。学生として戦争に反対しよう。戦争と基地をなくす力は学生の団結と行動にあります。

一、ビラまき禁止の学則を撤廃させよう。ポスターの検閲、教室や広場の使用規制など、学生を無視したあらゆる学内規制の強化に反対します。大学の主人公は学生です。

一、4人に1人が辞めざるを得ない大学の現実を変えよう。学費減額、奨学金の拡充、駐車場拡充・無料化、学食設置など、学生の生活を守り、要求を実現するために団結して行動します。




 ちなみに、今日は土曜日でしたが、キャンパスに登場し、投票を呼びかけました。


学生数は少なかったものの、多くの賛成票が投じられました!
学生自治会復活会は、来週も頑張ります!!

0 件のコメント:

コメントを投稿