2015年1月22日木曜日

不服申し立て却下弾劾! 1月19日にまいたビラです。


 不当処分に対する不服申し立てを沖大当局が『回答書』で却下!
大学の戦争協力ゆるさず戦争反対で立ち上がろう

フランスがペルシャ湾に空母を派遣


 2015年は本当に歴史の分かれ目です。大恐慌の重圧で、あらゆる企業や国家が破産し、アメリカやフランスは資源・市場・勢力圏を奪い合う戦争へと全面的にのめりこんでいます。アメリカは泥沼のイラクからシリアへと空爆を拡大し、フランスも「イスラム国壊滅」を掲げ、原子力空母シャルル・ドゴールの派遣を決定しました。
 風刺画を掲載した新聞社への襲撃事件(1月7日発生)に対抗するという大義名分が掲げられていますが、この空母派遣は事件以前から計画されていました。そもそもフランスは昨年9月からアメリカの空爆にいち早く加わっており、年明け4,5日にも米、英と20回の空爆を強行しています。この侵略戦争こそが、今回の襲撃事件の引き金です。それをも口実にフランスは、アメリカと競い合って石油強奪の不正義の侵略戦争にのめりこんでいるのです。

安保関連法で参戦ねらう安倍


 そして安倍政権は1月15日、辺野古新基地建設の工事を再開しました。阻止行動でけが人が出てもかまわず、初の逮捕にも踏み切っています。1月26日開会の通常国会で100をこえる戦争関連法の一括提出・採決を強行し、「強盗の侵略戦争」に自ら参戦しようとしています。

辺野古新基地建設阻止、3・11福島デモへ


 安倍や世界の政治家が「国民の生命・財産を守るため」「テロとの闘い」と戦争の必要を説きます。しかし、こんなものは100%ウソです。「1%」の代弁者たちは私たちを守りません。戦争になっても、彼らは戦場に行かず、動員されるのは私たちです。しかしそれは、私たちが立ち上がれば戦争だって止められることの証明です。
 しかし沖大当局は、反戦集会を理由にした処分を不服とする赤嶺君の申し立てを却下してきました。ゆるせない! 当局の回答書は逆に処分や規則のデタラメさを示すものです。キャンパスから戦争反対、辺野古新基地建設阻止の行動に立ち上がろう! 学生の団結、自治会運動の発展で処分撤回をかちとり、大学を学生の手に取り戻そう! 3・11反原発デモ(in福島県郡山市)にかけつけ、安保・戦争国会をうちやぶる巨万の大デモをつくり出そう!

★再稼動、戦争、首切り もうたくさんだ 怒りを力にたちあがろう つながろう
3.11反原発福島行動'15
日時 3月11日(水)13時~
場所 福島県・郡山市民文化センター・大ホール(集会後、デモ)
呼びかけ 3・11反原発福島行動実行委員会
※参加希望者は沖大学生自治会メンバーまで連絡をお願いします。


沖大当局による不服申し立て却下を徹底批判する!


 沖大当局は、5月16日と5月19日に「不服申立人が大学の承諾を得ず上記集会行為(16日は演説行為)を行ったことは、沖縄大学学生規則20条及び同21条に違反するものと言わざるえない」として、不服申し立て却下の正当性を主張しています。しかし、これはまったくのペテンです。

複数名集まれば集会(的行為)?!


 16日についての沖大当局の説明は苦しいものです。
 16日昼休みの演説は、集会を意図したものではありませんでした。復活会と沖大生のクラス討論、メッセージ運動に対する沖大職員の弾圧、全館放送を使った「不審者がうろついている」などという大音量での悪宣伝に対して、赤嶺君がやむにやまれぬ形で中庭で抗議の大演説をおこなった。この演説に復活会の予想を超えて多くの沖大生が集まり、集会のような状態になったのです。
 しかし沖大当局は、この沖大生の感動的な決起を見据えられず、しかしこれを「不許可の集会だ」と処分するために「不服申立人が拡声器を使用して演説を行っている間、同人を支持する学生ら(学外者を含む)複数名が付近に参集しており、これが集会(的行為)と評価しうることは否定できないものと考えられる。」と言っています。“複数人が集まって演説したらそれは集会(的行為)ではないとは言い切れない”“だから学則違反と「言わざるをえない」”と詭弁を弄しているのです。本当に許せない! と同時に、ここにはいかに今回の処分や処分の根拠とされた規則自体がいい加減で恣意的・政治的なものでしかないかということが表れていると思います。

学生の自主活動の全否定が本質


 19日の集会についても「大学の承認を得ず上記集会行為を行った」としていますが、復活会は事前に施設使用申請書を提出していたのです。それを沖大当局が組織的に握りつぶしたのです。本当に許せない!
 沖大当局は、「代表者名が教職員の名前になっていない」という学則にも施設使用申請書にも載っていない理由で復活会が提出した施設使用申請書をつき返してきました。学生の自主活動、自治活動の全否定です。またある教員の話では、教職員は学生から相談を受けたら学生課を通して判断するようになっており、事実上沖大当局が恣意的に集会や施設使用を握りつぶせるし、19日の集会も握りつぶしたということです。回答書は、「不服申立人が大学当局に提出しようとした施設使用申請書(ただし、記載内容に不備があり受理されていない。)」と、手続き上の不備の問題としてごまかそうとしていますが、問題の本質を隠すものです。上記のような陰湿な集会つぶしをした沖大当局が「不許可の集会を行った」として「規則違反」で処分をくだすのは全くもって不当です。

辺野古を前に何が「学内外の静穏な環境」だ


 また回答書は5月19日の集会は「結果的に警察の出動を招くほどに混乱した事態を生ぜしめた」「学内外の静穏な環境を破壊し、秩序を乱した」と処分の相当性を主張しています。ここは何重にも許せない主張です。
 辺野古で起きていることを見て欲しい。毎日のように「警察を招くほどに混乱した事態」が起きているではありませんか! 京都大学でも、警察が学生の反戦集会を監視・盗撮し、デモに出た学生を逮捕しています。ぜんぶ安倍政権が戦争へと向かい、大学・学生を動員しようとして起きていることです。どこに「学内外の静穏な環境」なるものがあるのか。辺野古でも京都大学でも全国で日々これと激突する闘いが起きています。沖大でも毎日のように反戦集会、辺野古新基地建設阻止の集会が行われ、騒然としていてしかるべきです。しかも「混乱」の一切の原因は申請拒否や「帰れコール」、フリスビーで集会を破壊しようとした沖大当局にあります。
 「警察を招いた」「秩序を乱した」などという今回の処分が、安倍政権の戦争政治・警察政治と同じ立場だということが、ここに表れていると思います。

処分は戦争反対への政治弾圧そのもの


 回答書は、最後に「不服申立人は、本件処分は学生がキャンパスで改憲・戦争に反対の声をあげること、不満の声をあげることを認めないという大学当局の極めて恣意的・政治的な意図のみによる処分であり、不当である旨主張するが、不服申立人の当該主張を裏付けるものはなく、採用することができない。」と述べている。「裏付けるものはなく」などと、どの口が言っているのかと言いたい文章であるが、語るに落ちるとはこのことです。これまでの経緯を見れば、この処分が学生自治会であり、学生の反戦の声や不満の声をつぶす意図があることは、明らかです。
 実際、法経学部長として処分を提案し、不服申し立てへの回答書を書いた春田吉備彦は、何を言っているでしょうか。彼は授業で仲正昌樹という極右教授の文章を「非常に共感できる」と言って配り、「では何故私が『サヨク』なるものに消えて欲しいと思っているのか説明しておこう」と読み上げた人物です。その文章には「(サヨクは)頭も根性も腐りきった最低のカスであり、人間と呼ぶに値しないウジ虫である」という記述さえあります。こうした思想の人間が赤嶺君の処分を提案しているのです。この処分の政治的立場をはっきりと示す「裏付け」ではないでしょうか。
 そして、春田教授と一緒に却下を決定した仲地博学長は、地元紙で「米軍基地の安定性」の立場から全国に基地を移設する立場を表明しており、戦争反対・国際連帯の立場をとる学生自治会に一貫して敵対しています。
 この処分は、まさしく、学生がキャンパスから「戦争反対」「自治会をつくろう」と声を上げることを弾圧してきた人間によってくだされたものなのです。
 すべての沖大生のみなさん! 学生を分断し、抑えこむための処分に対して、自治会のもとへの団結と巨万の決起で応えよう! 処分を撤回させ、大学を反戦の砦にしていきましょう! ぜひ1月22日の抗議文提出行動へ!


★不服申し立て却下弾劾! 不当処分撤回!  抗議文提出行動をやります!
 1月22日(木)昼休み 学生支援課窓口へ

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